Windowsマシンから自宅サーバを起動する

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自宅サーバ(LAN内サーバ)向けの記事。サーバマシンはShuttle X27Dというベアボーン、OSはCentOS 5.5です。
LAN内のサーバにSambaを入れ、ファイルサーバにする場合は常時起動しておくと便利です。しかし、自分ひとりが使う場合は使うたびに起動→終わったら終了、というのでもそう問題はない気がします。ちょっとだけめんどくさいですが、エコとか節電にはいいんじゃないでしょうか。

といってもLAN内のサーバの起動と終了がめんどくさいですよね。手元にサーバがあればいいですが、別の部屋や別の階にあるとすごくめんどくさい。なのでネットワーク経由でサーバを起動/終了する方法を調べてみました。

[構成]
起動させる側:Windows7 HomeEdition
起動する側:CentOS 5.5

1.Windowsから起動
MagicBootというソフトを使うと、LAN内の別のマシンから起動できます。
MagicBoot
そのためにIPアドレスとMACアドレスが必要なので、あらかじめサーバ側(CentOS)で

$ifconfig eth0

とするとHWaddr(いわゆるMACアドレス)の値とinet addr(いわゆるIPアドレス)の値が表示されるので、それをメモ。

メモし終わったらMagicBootをWindowsマシンにインストールし、ファイル→新規ホストの追加を選択。PC NAMEはPCの名前、GROUPとPORT NO.はそのまま。IP ADDRにはIPのブロードキャストアドレス(仮にサーバのIPが192.168.1.4なら、大体の場合ブロードキャストアドレスは192.168.1.255)を記入。MAC ADDRはさっき調べたMACアドレス(HWaddrの項目)を記入。[OK]を押し、追加したホストを選んだ状態で[起動]を押すと、設定がうまく出来ていれば起動します。

2.Windowsから終了
Linuxの場合はネットワークでつながっていれば、ネットワークで終了できます。TeraTermでサーバにSSH接続をしたあとで

$sudo halt

でOK。
LAN内サーバのちょっとした節電対策にもいいかもしれないです。

[追記]
最初うまくいかなかったのでBIOSのWakeOnLAN関係の項目を色々変えて試しましたが、うまくいかなかったです。MagicBootのIPアドレスをブロードキャストに変更したらうまくいきました。その後BIOSをデフォルトに戻してから試しましたがうまく起動したので、x27Dの場合はBIOSの項目を変更しなくてもWakeOnLANは使えると思います。