ASUS EeePC 1001HAにCentOSをインストールしてみる -1.CD-ROMからのBOOT-の続き。
ASUS – Eeeシリーズ- ASUS Eee PC 1001HA (Seashell)にCentOS 5.6(32bit版)をインストールし、ためしにUnixBenchを実行してみようと思いました。が、yumで必要なパッケージをインストールしようとしても実行できない。調べてみると、どうも有線LANを認識していないようです。dmesgの結果を一部抜粋すると
01:00.0 Ethernet controller: Atheros Communications AR8132 Fast Ethernet (rev c0) Subsystem: ASUSTeK Computer Inc. Device 838a Flags: bus master, fast devsel, latency 0, IRQ 11 Memory at f7fc0000 (64-bit, non-prefetchable) [size=256K] I/O ports at ec00 [size=128] Capabilities: [40] Power Management version 3 Capabilities: [48] MSI: Enable- Count=1/1 Maskable- 64bit+ Capabilities: [58] Express Endpoint, MSI 00 Capabilities: [6c] Vital Product Data
と、有線LANのチップセットはatheros AR8132のようです。これのlinux用のドライバが欲しい。
型番で検索すると、atheros社のホームページに以前はLinux版が置いてあったようで、それをダウンロードしmakeするとドライバが出来て利用できたようです。しかし2012/03/06ではダウンロード先につながらなかったです。
新大阪 システム開発 受託 ソフトウェア共同 ウェブショップ ウェブアプリケーション ホームページ制作 ITコンサルティング クラブ活動ホームページ AXISYSアクシス株式会社のブログを見るとダウンロードとmakeの手順がかかれてます。
Atherosで検索するとQualcomm Atherosになっているから、Qualcommに吸収合併されたんじゃないかと。Qualcommのホームページに行っても、AtherosのLinux用ドライバーらしきものは全くみあたらないという^^;Qualcomm Atheros :: Technology :: Ethernetを見てもAR8132はない上に、あるものでも仕様書のみでドライバがないような。
Linuxを使う場合、新しい機器のドライバがインストール時に入らないということはたまにあります。ただそれでもたいていの場合はチップセットの型番から製造元のホームページ行けばLinux用がひっそりとおいてあり、それをmakeすると使えるようになります。今回はその製造元が吸収合併されてなくなり、同時にLinux用ドライバも提供されなくなるという珍しい事態(´・ω・`)
とりあえずCentOS5.7にDVD-ROMでバージョンアップしても駄目。Ubuntu 11.10でCD-ROMブートすると認識。CentOS 5.7を起動し、USBでLANにつなぐアダプターを接続するとkudzuで認識されLANにつながるようになりました。buffaloの10/100M USB2.0用 LANアダプター | LUA3-U2-ATXというものを使いました。
ASUS EeePC 1001HAにCentOSを入れて内蔵の有線LANポートを使う場合は、未確認ですがCentOS6を入れるしかないような気がします。ソース提供している開発元が吸収合併されるっていうのは始めてみましたが。けっこう恐ろしい事態。LUA3-U2-ATXは買ってからそんなに使うことなかったんですが、持ってて良かったです。
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2012/03/18 追記
検索してみるとAtheros のネットワークライバをインストール –さんのページがあり、AR2182のLinux用ドライバはftp://starlane.gotdns.org/drivers/AR81Family-linux-v1.0.1.0/ の一覧にあるみたいです。そのページのAtherosディレクトリのtar.gzを見て見ましたが「Atheros(R) L1 Gigabit Ethernet Adapter」用でAR8132用はやはりないっぽいですorz