【さくらのVPS】さくらのVPSでmondo rescueを使ってCentOS全体を丸ごとバックアップしようとしてみました その2→少し起動成功

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さくらのVPSでmondo rescueを使ってCentOS全体を丸ごとバックアップしようとしてみました→失敗の続き。

自宅のclevo m520nにCentOS 5.8をインストール→mondo rescueをインストール後リストアしようとしても全く同じエラーが出てリストアできる気配がないので調べてみました。

調査

# yum list installed|grep mondo
mondo.x86_64                          3.0.1-1.rhel5                    installed

物理マシンでも同じ症状でリストアが開始しない、というのはさくらのVPS固有の問題とは考えにくい。mondorecueのバージョンを見ると、3.0.1という新しいバージョンのような気がするので、安定していそうな古いバージョンを試してみることにしました。

いったんアンインストール

# yum erase mondo

mondo rescueの関連パッケージを指定してアンインストール

# yum erase mindi mindi-busybox afio buffer

dagレポジトリからインストール

dagレポジトリの追加の仕方はCentOSのyumにdagレポジトリを追加するをどうぞ。
dagレポジトリ追加後、mondorescueをインストール

# yum --enablerepo=dag install mondo

関連パッケージは勝手にインストールしてくれる。バージョンが2.2.9.4-1.el5.rfになりました。

再度バックアップイメージを作成

# mkdir /backup
# mondoarchive -Oi -g -N -s 4200m -d /backup -E /backup

さくらのVPS512だと前処理+iso作成で15分ぐらいでした。

scpで自分のマシンにコピー→VMWare Playerで指定して起動

OSはCentOS 5 (64bit)、起動時は# interavtive
するととりあえず起動はしたみたいです。VMWare Playerでの起動画面。すこしずれてるけど、リストア用のプログラムが起動している。

この使い方、最初はさくらのVPS→自宅マシンにそのまま移動用に考えてました。さくらのVPS→VPS上位プランへの移行方法としてはisoイメージからの起動ができないと少し厳しい気もします。上位プランに移行した場合、一からapache,phpなどをインストールするのが確実かなぁ。

こちらのブログさくらのVPSにWindowsをインストール – kadzusの日記を見ると、さくらのVPSにKVM入れて設定→VNCコンソールから起動、で成功しているような感じがしますがKVMの知識とlinuxカーネル(起動),ディスク構成などハードウェア周りの知識が要るのでなかなか難しそうです。

とりあえず、起動はしたのでこれで自宅サーバのバックアップは出来そう。mondo3.0.1だと自宅サーバのシステムバックアップも「cp: write error: No space left on device」でDVDから起動しなかったので。また時間あるときにつつこう。

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2012/03/26
dagレポジトリでのオプションが間違っていたので、修正しました enablerepo-dag→–enablerepo=dag