インテルの電子工作向け開発ボード「intel Galileo(インテル ガリレオ)」で起動するWind River Linux について調べた

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ウィンドリバーリナクス、と読むらしいです。初めて聞いたLinux

公式ページ

Wind River Linux 6

特徴

・主に組み込み向け
・CPUがARM、インテル、Macの全てに対応
・商用Linux
・サポートあり
らしいです。ものすごくざっくりというと、組み込み向けになったRedHat Linuxに近いです。RedHatにはフリー版のFedora/CentOSがありますが、Wind Riverにはフリー版があるかどうか不明です。
キャプチャ
Wind River Linuxより

開発元はintelの子会社

ウインドリバー・システムズ。2009年にインテルに買収され、子会社化

2009年6月4日、インテルとの間で同社を約8億8400万ドルで買収することに合意したと正式に発表された[1]。なお、会社としては独立企業のままインテルの子会社となる[2]。

ウインドリバー・システムズ – Wikipedia

技術仕様

eclipseベースで開発できるみたいです
キャプチャ2
Wind River Linuxより

ざっとまとめ

・組み込み向けではLinuxが使われることが多いけど種類が多かったりサポートが無かったりで開発が大変だわー
・だから、サポート付きのWind River Linuxを出すことにした
んじゃないでしょうか。

今現在組み込み向けLinuxというと
・ラズベリーパイのRaspbian→元のdebianはARM,intelCPUでも動く
・ビーグルボーンブラックのÅngstrom(オングストローム)→ほぼARM専用
と2種類あり、そのどちらもフリーですがサポートはありません。電子工作用となるとハードウェアと密接に関わるため「Linux更新したら作った電子工作のものが動かなかった…」となると趣味だといいですが、会社だと大損害になりかねないです。

そこででてきたのがWind River Linux っぽいです。フリー版が無いため使いやすいかどうかわかりませんが、サポート付きの組み込み系Linuxとなるとホビーよりは組み込み系業務で標準になっていくかもしれませんね(^O^)

起動するLinuxにサポート付きの専用品を使ってきたということは、インテルはかなり本気で組み込み系ボードを出してきているように見えます。OSはdebianの派生かと思っていたら、まさかの子会社Linuxとは…最後の最後まで「起動OS」をはっきりさせなかった理由がわかった気がします