コンテンツ
ラズパイでNASを作るときにめんどくさいこと
標準ストレージがマイクロSDのため、容量当たりのコストが高い
一方3.5インチHDDは2Tテラで6080円と、容量あたりのコストが高いです・
1ギガ当たりのコストを計算すると
マイクロSD 4780(円)/128(ギガ)=37.34円/ギガ
3.5インチHDD 6080(円)/2000(ギガ)=3円/ギガ
と、およそ12.5倍のコスト差があります!
LANが遅い
CPUがいくら早くなっても、ネットワークが遅いとNASとしての性能は下がります
NASとして使うだけでもSambaの設定ファイルの理解が必要になる
バージョンアップすると変わることが多いので、また設定が必要になります。
別のHDDにバックアップをする場合、Linuxコマンドの理解が必要になる
できないことはないですが、難しいです。
と、時間や設定の手間をコストと考えるとラズベリーパイでNASを作るのはコスパの良い選択ではないかと思います。
刺すだけで使える!シンプルでおすすめのNAS
【15000円】I-O DATA ネットワーク接続ハードディスク(NAS) 2.0TB LAN接続 ミレニアム群青 HDL-T2NV
【15000円】BUFFALO リンクステーション 210シリーズ ネットワーク対応HDD(NAS) 2TB LS210D0201N
【本体のみ2万円】設定は手間がかかるけど、HDD4台で超堅牢なNASが作れるNETGEAR 104
ハードディスクは最初はついていませんが、最大4台搭載できるNASです。本体のみで2万円です。
上記のどのNASも、ラズパイで同じ容量のNASを作るとそれ以上のコストがかかるのでおすすめ!
仮にラズパイで2TBのNASを作る場合、最低限以下のものが必要になります。
本体 6000円
電源 2000円
起動用マイクロSD 1000円
USB2.0接続ハードディスク 2TB 9480円
ラズパイのNASを起動するまでの小計【18480円】(ただし設定にかかる時間を除く)
と、ハードウェア代だけで一番安い2テラのNASの値段を超えています…。そのうえさらに
・Linuxでの設定になるので基本英語のみ
・バージョンが上がったらまた設定しなおし
・不具合があってもすべて自力で解決する必要がある
と、設定する時間をコストと考えると「ラズパイでNASを作るのは決して安価とはいえない」選択です。
勉強用にはいいですが、実際に道具として毎日使う上での「性能」「安定性」「コスパ」を求めるなら、ラズパイでNASを無理に作るよりは専用の機器を買うことをお勧めします!