今回はGUI上でqtによるデスクトップアプリを作ってみます。
インストール
とりあえずGUIを作る環境ができていないとダメなので、作るためのソフトをインストールします
sudo apt-get update sudo apt-get install qt4-qmake sudo apt-get install qt4-dev-tools
ためしにプログラムを書いて動かしてみる
1.まずはUbuntuなどでGUI環境を起動します
2.以下のテキストを「main.cpp」という名前で保存してください。QtはC++言語で書かれています
#include <QApplication> #include <QLabel> int main(int argc, char *argv[]) { QApplication app(argc, argv); QLabel *label = new QLabel("Hello Qt!"); label->show(); return app.exec(); }
3.次に以下のテキストを「hello_qt.pro」という名前で保存してください
TEMPLATE = app TARGET = hello_qt SOURCES += main.cpp
4.上の2つのファイルからアプリケーションを作ってみます。上の2つのファイルを保存したディレクトリに移動し、最初にqmakeコマンドでGUIアプリケーションを作るための設定ファイルを作成します
$ qmake
5.次にGUIアプリケーションを作成します。makeコマンドを使用します
$ make
6.すると「hello_qt」というファイルができているので、それをダブルクリックで実行します
実行してデスクトップ画面にちっちゃいこんなのが出れば成功です(∩´∀`)∩
ちっちゃいですが、最初のプログラムなのでこんなもんということで。
まとめ
・QtはWindows,Linux,Mac向けのデスクトップアプリが作成できる開発環境
・バージョン4と5がある。ラズベリーパイで使えるのはたぶん4
・統合開発環境があり、WindowsやLinuxで使用できる
python+tkinterより使える部品が多く、Windowsでも動くものが作成可能なので本気でGUIアプリケーションを作りたい人にはいい環境ではないかと思います。
日本語の本は少ないですが、以下の本が詳しいかと思います
入門 Qt 4 プログラミング