ビーグルボーンブラックを使ってみる – LEDチカチカしてみた –

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電子工作界の「Hello,World!」的なLEDチカチカが出来るか試してみた
とりあえずOSはUbuntu12.04.

LEDの場所

ビーグルボーンブラックには、ユーザーがコントロールできるLEDが4つ配置されています。ボード上に。
Arduino Uno R3のように他の部品がなくてもとりあえずLEDチカチカができるようになってます。
LANポートのそば、右からUSR0,USR1,USR2,USR3という配置。

Screenshot_from_2013-05-11 14:27:41

LEDチカチカ!の方法

1.ビーグルボーンブラックを、付属のUSB2.0⇔ミニUSB2.0ケーブルでPCに接続する。マイクロSDスロットには何も刺さない。

2.するとUSBメモリとして認識されるので、その中の「start.htm」をブラウザで開く。この時のブラウザはfirefoxかgoogle chromeがいいみたいです。IEは

(Internet Explorer will NOT work

とあるので、使わないほうがよさそう。Ubuntuの場合はfirefoxもダメで、chromeだとOKだった。

3.そのページのStep #3あたりの「Click here to launch:」という右のIPアドレスをクリックして開く
Screenshot_from_2013-05-11 14:27:59

この時のIPアドレスは、自分は「192.168.7.2」でした。これはプライベートIPアドレスで、どこか知らない外部サイトのアドレスではないのでそのままクリックしても大丈夫です。
詳しくはIPアドレス – Wikipediaを参照。
最初見た時「どこか知らないWEBサイトにつながってるんじゃないか?」と思ってビビった^^;

ざっくりかくとビーグルボーンブラックにLAN専用のIPアドレス「192.168.7.2」を割り当てて、そこに繫がっている感じ。外部からは接続できない、プライベートなものです。

Windowsだとドライバのインストール→再起動が必要かも。

4.するとビーグルボーンブラック内のWEBページが開く
image2993

5.そのページの真ん中の方の「Example」の「Run」をクリックする
image3006

すると以下のサンプルプログラムが実行され、USR0〜4のLEDが全て2秒間点灯します

var b = require('bonescript');
b.pinMode('USR0', b.OUTPUT);
b.pinMode('USR1', b.OUTPUT);
b.pinMode('USR2', b.OUTPUT);
b.pinMode('USR3', b.OUTPUT);
b.digitalWrite('USR0', b.HIGH);
b.digitalWrite('USR1', b.HIGH);
b.digitalWrite('USR2', b.HIGH);
b.digitalWrite('USR3', b.HIGH);
setTimeout(restore, 2000);

点灯している様子をyoutubeにアップしてみた


青いLEDがちょっとまぶしいかも。

どうもこれはbonescriptというjavascriptベースの、ビーグルボーンブラックのLEDやGPIOを制御する言語らしいです。
javascriptを使ったことがある人には理解しやすいかも。

箱から出してすぐに使う、のはスタートページが英語のために難しかったですが、日本語で丁寧に解説されていたらすぐにLEDチカチカは試せるかもしれない。

技術的な話だと、どうもUSB接続を仮想的なLAN接続に変更し、それでビーグルボーンブラックをwwwサーバに見立ててLEDチカチカやcloud9 IDEを実行しているみたいです。
cloud9 IDEは今はやりのWEBベースのIDEっぽい。最初わけがわからなかった^^;

ラズベリーパイの時はLEDチカチカさせるときにまず部品を用意しないとダメでしたが、ビーグルボーンブラックはLEDチカチカがオンボードの部品と添付されたUSBケーブルだけで
できるので楽といえば楽でした。

LEDチカチカがすぐ試せるのはarduinoと同じ感じで、知らない人にはいいかもしれないです。ラズベリーパイのLEDチカチカで一番困ったのが、プログラム云々より「どの部品買えばできるかさっぱりわからない(´・ω・`)」だったので。