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LEDが光ったところで、次はラズベリーパイにスピーカーをつないで音を出してみましょう。そのためには、圧電スピーカという電子工作用の部品を使います。実物はこんなのです
圧電スピーカって?
電気が流れると「カチ」という音をだすものです。実際に音をならすとこんなかんじです
車やバイクの方向指示器(ウィンカー)の音だと思うので、誰でも1度は聞いたことがある音だと思います。
今回は、この圧電スピーカーをラズベリーパイから使って、カチカチという音を鳴らしてみましょう!
圧電スピーカとラズベリーパイをつなげる回路を作る
ラズベリーパイと圧電スピーカを以下のようにつなぎます。圧電スピーカを接続するとき、抵抗は必要ありません。
前の記事でつけていたLEDを外し、かわりに圧電スピーカを接続します。圧電スピーカの黒い線をマイナス(GND)、赤い線をプラス(ラズベリーパイのGPIO)に電気的につなぎます。
実際に圧電スピーカから音を出してみる
以下のコマンドを実行すると、圧電スピーカから「カチ」という音が出ます。前の記事のLEDを点灯させたときと全く同じです
最初に、GPIOを操作するためにrootという、なんでもできるユーザになる必要があります。以下のコマンドを実行してください
sudo -i
次に、使うGPIOの番号を指定します。今回は25番を使います
echo "25" > /sys/class/gpio/export
次に、GPIOの使い方を決めます。今回はoutです
echo "out" > /sys/class/gpio/gpio25/direction
最後に、GPIOに電気を流します。1=電気を流す=ONという意味です
echo "1" > /sys/class/gpio/gpio25/value
ただこれだと1回「カチ」という音がするだけで、下手をすると音がなったことに気がつかないことがあります。自分は最初は気が付きませんでした^^;
なんとか5秒間ぐらい鳴らし続けることはできないものでしょうか?
そういうこともラズベリーパイを使うとできます!次は、音を5秒間ぐらい続けて鳴らしてみます。