ラズパイでネットワークカメラを作るときにめんどくさいこと
ラズパイ3以外は、USB接続の無線LANが必要になる
Windowsだとほぼ全部使えますが、ラズベリーパイだと使えないことがあるため手間がかかります
また、使えても不安定なこともあります。ネットワークが不安定だと「動体検知した時に知らせる」こともできないため、ネットワークカメラとしては信頼性が下がります。
USB接続のカメラは消費電力が大きくて不安定になることがある
常時安定してネットワークカメラとして使う場合はやや不安が残ります。6時間たったら切れてた、ではネットワークカメラとしては失格です。
【+4000円】専用カメラを買うとけっこう高い
【+5000円】暗い時に使える暗視カメラはもっと高い
【+英語のソフトと格闘する手間暇】動体検知するときも設定が必要
motionというソフトで可能ですが、設定は全部英語なので読むだけでも大変です
【+ラズパイからメールを送信するまでの手間暇】動体検知したらスマホにメールを送信するにしても、メールを送信するまでの設定が一苦労
別のソフトで可能ですが、実際にメールを送信する場合には多くの手間がかかります。
刺すだけで使える!シンプルでおすすめのネットワークカメラ
【6000円】 100万画素 マイク内蔵 iPhone/Android対応 ネットワークカメラ 「スマカメ」 CS-QR10
【7900円】無線LAN対応ネットワークカメラ 「Qwatch(クウォッチ)」 つながる安心モデル TS-WRLC
【防塵・防滴・暗視 13000円】FRC 防犯カメラ 赤外線LED搭載 オールインワン・セキュリティカメラ NX-G321S
上記のどのネットワークカメラも、ラズパイでネットワークカメラを作るとそれ以上のコストがかかるのでおすすめ!
仮にラズパイ3でネットワークカメラを作る場合、最低限以下のものが必要になります。
本体 6000円
電源 2000円
起動用マイクロSD 1000円
専用カメラモジュール 4000円
ラズパイでネットワークカメラを起動するまでの小計【13000円】(ただし設定にかかる時間を除く)
と、ハードウェア代だけで一番安いネットワークカメラの値段を超えています!
防犯カメラとは同じ価格ですが、上記のラズパイの専用カメラモジュールには暗視機能は搭載されておらず、昼間しか使用できません。
そのうえさらに
・Linuxでの設定になるので基本英語のみ
・バージョンが上がったらまた設定しなおし
・不具合があってもすべて自力で解決する必要がある
と、設定する時間をコストと考えると「ラズパイ3でネットワークカメラを作るのは決して安価とはいえない」選択です。
勉強用にはいいですが、実際に道具として毎日使う上での「性能」「安定性」「コスパ」を求めるなら、ラズパイ3でネットワークカメラを無理に作るよりは専用の機器を買うことをお勧めします!
特に防犯用に使う場合、不安定だと「不審者が来た時にカメラの電源が切れていた」「不審者が来た時に無線LANが不安定で、通知するメールがうまく送れなかった」ということもあり得ます。