ラズベリーパイを使ってみる – CentOSと似たRedSleeve Linuxを使った感想 –

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Raspberry Pi上でRedSleeve Linux0.3を使ってみましたが、そのときに感じたことをちょこちょこと。

用途

Raspberry Pi ModelB(256MB)にRedSleeve Linux | Enterprise Linux for ARMを入れ、主に温度ロガー&ツイートサーバとして常時稼働させていました。wwwサーバ(apache)は必要なかったので入れていません。

安定性など

ロガーなのでcronの実行をバンバンしていましたが、安定して実行されていました。常時稼働中も不安定な動作にならず、安定性はさすがEnterprise Linux for ARMを名乗るだけある感じ。10日間ぐらいは安定して稼動していました。バックアップ取るために電源切ったので10日間ぐらいですが、1ヶ月ぐらいは安定していそうな感じでした。

惜しいのはアルファ版ということ

ちょっと不安定に思ったのは
・初期状態でスワップ領域が0
・ロケールなどを日本にするのが難しい
 →raspbianのようなraspi-configがない。自分は設定ファイルをコピーした気がしますが、どうやったか忘れた
・イメージは2ギガですが、それ以上のサイズのSDカードを使っていても全体のOSサイズを大きくできない
 →raspbianのようなexpand_fsがない
・EPELなど、CentOSで使えた外部レポジトリがつかえない
 →yumで使えるソフトウェアが少ない
と、raspbianに比べるとまだまだかなぁ、という点もありました。

CentOSに慣れていて、使いたいソフトウェアがRedSleeve Linux上で動くならおすすめ

という感じでしょうか。SDカード2ギガぐらいで、単機能サーバで構わない場合は良いかも。CentOSで動いていたソフト+その設定を持ってくれば、多分そのまま動くと思うので。wordpressも動きそうな気がしますが、raspiのメモリが少ない+メモリスワップ0なので、メモリスワップが発生すると危険な気もします。

ただ、次のLinux3.7でARM対応が強化されたようなので
Linux 3.7リリース、目玉はARMアーキテクチャサポートの強化 – SourceForge.JP Magazine : オープンソースの話題満載
Linuxカーネル標準でARMが使えるようになれば、RedHat系のARM対応も進みそうな気がします。そうなるとCentOSに慣れている人も同じコマンド体系でraspiが使えるようになるかもなので、対応が早く進むといいなぁ(*´∀`*)

コメント

  1. gari より:

    初めまして。
    最近Raspberry Piを購入しました。

    私もRed Hat系を使用したかったので色々検索していたらここにたどり着きました。
    実際は現状Fedora 18を使用しているのですが、RedSleeveのインストールも別もSDカードにやってみました。

    ディスク容量は32GBで、確かにresize2fsとかやってみても、2GBより大きく拡張できませんでしたが、一旦シャットダウンして、別のマシンからgpartedでそのSDカードを拡張してみたら、
    # df -BG
    の結果、全体を使用しているようです。
    (そう見えているだけで、実際には2GBしか書き込めないかどうかの検証は行ってませんが)

    現状1台買ってサーバ用に立ててみましたが、いじり倒せるようもう1台買おうと思います!!

    それでは失礼します。

    • TAKE より:

      gariさん、はじめまして。
      >一旦シャットダウンして、別のマシンからgpartedでそのSDカードを拡張してみたら、
      ># df -BG
      >の結果、全体を使用しているようです。
      gpartedで拡張するという手もあったんですね。redsleeveにはraspbianのraspi-configのような領域拡張メニューが
      なかったので、できないと思っていました。たぶんgpartedで領域拡張できていると思いますよ。

      いじり倒そうと思うと2台あると便利です、うちにも同じ理由で2台あります。
      構築頑張ってくださいねー