どれも似たようなカードサイズ型のマシン+本体3000円〜5500円ぐらいのものですが、特徴が結構違うのでまとめてみた。
電子工作専門&オープンハードウェアなArduino
特徴
・カードサイズ
・種類が色々あるけど、標準的なのがUno R3というものでだいたい本体のみでだいたい2500円ぐらいから
・オープンハードウェア
・センサーなどのパーツや電子工作部品(LEDとか)に特に強い、というか専門職
利点
・歴史がある分、書籍や使い方のノウハウが多い
欠点
・完全に単独で使うことはできない。プログラムを書き込むためには別のPC(ラズベリーパイでも可)が必要
総評
昔からあるオープンハードウェアなので、情報が多いです。amazonでもエントリーキットや解説本が検索するとたくさんヒットするという、情報の充実ぶり
こちらのエントリーキットだと、arduino本体とセンサやら色々つき
Arduinoエントリーキット
ガイドブックも当然出てます。自分はこれと↑のエントリーキットを買って読みました
たのしい電子工作 Arduinoで電子工作をはじめよう!
「Arduinoと電子工作用のパーツをつなぐ」ことに関しては専門マシンだけあり、情報が多く初心者でも扱いやすいです。
電子工作を全くしたことがないけど、ちょっと勉強してみたいという方に良いです。
ラズベリーパイでも電子工作は可能ですが、まだその部分の情報(特に日本語)はあまり出てきていないので。
ラズベリーパイで電子工作、は電子工作をしたことがない人にはまだ少し敷居が高い感じがします。
35ドルのカードサイズPCなラズベリーパイ
特徴
・カードサイズで安い。モデルBだとだいたい3500円ぐらいから
・SDカードで起動し、Linuxが動く
・ハードウェアと連携する端子(GPIO端子)が標準でついている
・モデルAとBがある。汎用的なのがモデルB
利点
・安い
・消費電力がだいだい1時間3ワットと、超低電力
欠点
・消費電力が少ない分、CPUパワーが少ない
総評
発売からだいたい1年が経過し、日本でも手に入りやすくなったのと日本語での情報が増えてきています。
amazonでもモデルBはだいたい4600円
Raspberry Pi Model B (512MB)本体のみ
RSオンラインさんだとモデルBが2950円+送料。たまに欠品する
電子部品・半導体の通販/販売サイト RSオンラインでRaspberry Piをご購入いただけます
日本語のユーザーガイドも出ていたり
Raspberry Piユーザーガイド
と、CPUパワーが少ない分低電力で、軽量サーバから電子工作で遊ぶことまでこなすマシンです。
日本語での情報も充実してきているので
・linuxを使ったこと使ってみたい
・電子工作でもちょっと遊んでみたい
など、電子工作やlinuxの初歩を学ぶのに良いマシンです。低価格なので壊れてもなんとかなるのと、日本でも買いやすくなったので。
OS(linux)が動くとPHP・Ruby・C言語など、メジャーなプログラミング言語と組み合わせることも可能なので汎用性が高い感じがします。
Arduino+ラズベリーパイを足して価格が5500円ぐらいの新興マシンなBeagle Bone Black
特徴
・カードサイズで安い
・マイクロSDカードなどで起動し、Linuxが動く。AndroidやUbuntuまで動くらしい
・ハードウェアと連携する端子(GPIO端子)が標準でついている。ラズベリーパイよりGPIOが多い
利点
・ラズベリーパイとArduinoを別々に買うのと同じぐらい〜ちょっと安い
・CPUパワーもラズベリーパイよりある
欠点
・出たばかりなので情報が少ない。特に日本語の情報
・機能が多いため、使いこなすのは難しい印象を受ける
総評
日本では2013/5/6現在、TechShareさんで販売しています。税込で5460円+送料
技術教材の専門店TechShareStore
他はアメリカの店舗からの購入が多いみたいです。
ラズベリーパイが出た時よりは日本で手に入りやすい感じがするので、日本語での情報が増えれば使用者も増え、ヒットしそうな感じがします。
ラズベリーパイよりは技術者向けという感じ。
ただ、日本で使いやすくなるのはまだもうちょっと先という印象も受けます。
あまり日本語での情報がないようなので、wikiにちょこちょこメモっているのが現状
Beagle Bone Black(ビーグルボーンブラック) [φ(..)メモメモ]